- 2025.05.14 UP !
インドに来ています🇮🇳⑪
9日目の朝アーサナのクラス☀️
初めてマインドが静かになった体感を感じました。
ラージャヨガのシークエンス
(アーサナの順番や流れを構成したもの)は
とてもシンプルで、とても繊細です。
ひとつのシークエンス毎に
ひと呼吸、自然な呼吸を挟みます。
シークエンスの終わりに得た静けさや、
学びを自分に定着させるために有効だそうです。
マットの上だけでなく日常の中で、いつでも少しでも呼吸に集中する時間を意識して取りたいですね🥰🌿
シークエンスの終わりには必ず、
正座でおでこを床につけた状態(チャイルドポーズに似ています)で両こめかみの横に拳を置く
亀のポーズ🐢をします。
実はこのポーズ、反り腰の私は、「股関節の詰まり感」や、「お腹を押される苦しさ」、「頭が下になる不快感」を感じていました。
その事を師に伝えると、ヒンドゥー教の重要な聖典の一つ、バガバットギータ📕の中の話をしてくださいました。
バガバットギータは「神の歌」を意味します。
これは、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の一部で、クリシュナ神様と王子アルジュナとの対話形式で書かれています。
その中の、アルジュナがクリシュナ神様に、マインドがクリアな人とはどんな人なのか聞いた時の話です。
ーバガバットギータ抜粋ー
詩節2-54
アルジュナは言った。知性が安定している人、自己に没入している人には、どんな特徴があるのでしょうか、おおケーシャヴァよ。安定した知性の人は、どのように語り、どのように座り、どのように歩くのでしょうか。
詩節2-55
聖なる主は言われた。
精神に(深く)入り込んだ願望のすべてを完全に捨て去ったとき、おおパールタよ、専ら自己によって自己において満足しているとき、そのとき、その人は安定した知性を持つ人と言われる。
詩節2-56
悲しみのさなかにも精神が動揺しない人、快楽のなかにあっても渇望から解放されている人、愛着と恐怖と怒りが去って行った人、そのような人が、安定した知性を持つ賢人であると言われる。
詩節2-57
いかなる物事に対しても過度の愛好を抱かない人、善いもの悪いものを得たとしても歓喜も嫌悪もしない人、そのような人の知性は確立している。
詩節2-58
そして、そのような人が、亀が手足を四方から引っ込めるように、感覚器官を対象から退けるとき、その人の知性は確立している。
この話に出てくる亀のポーズ🐢を、アーサナ最後に行っているのだそうです。
五感を手放し自分の中にあるスペースを見るを繰り返し、その意識を向け続ける事はひとつのステップ。
いつか本当に自分の内側に目を向けられる自分になっていけるそうです🪐
不思議な事に、この話の後、いつもの亀のポーズに苦しさはなく、マインドも静かだったように感じました。
五感の感覚を手放す亀のポーズ🐢
これから毎日の実践の中で、どうなって行くのか、
楽しみです♪
継続力に不安はあります🤭
akane♥
