- 2025.05.10 UP !
インドに来ています🇮🇳⑦後編
ヨガとは、働きを止滅することである。(ヨガ・スートラ1章2節)
マハトマ・ガンディーは、ahiṃsāの実行こそが精神的な清浄さを手に入れるヨガの実践だと考えたそうです。
ガンディー様の日常の生活様式は徹底的にヨガの教えに従っていました。
例えば、私有財産を放棄したのはahiṃsāと同じくヤマの中のアパリグラハに該当します。
ガンディー様は個人の資産を手放し、生きるのに最低限必要な質素な衣2枚、サンダル、杖、鉢だけを所有しました。
アパリグラハとは不貪、または無所有です。
ガンディーにとっては、アパリグラハもahiṃsāの実践の一部であったのかもしれません。
ガンディーの人生は実験の繰り返しだったとの事です。
ヨガの教えを学び、それを徹底的に実践してみて、何が起きるのかを知ろうとしました。
ヨガマットの上でアーサナを行うだけではない、
人生をかけたヨガ
で、インドを変えた方だったのだと知りました…
本来は5つあるヤマの教えの1つだけでも実践するのは本当に難しいことだと先生は教えてくれました。
しかし、どれだけ忙しい時でも、ガンディーはヨガの教えを忘れず実践していだとの事です。
本来哲学とは、故人の教えを知ることではなくて、自身で実践して深く理解していくことです。
ahiṃsāを含む8支則のヤマは実践しやすい教えですが、形だけの実践ではなく、やってみて何を感じるのかを観察して、本質について自分の答えを探すことが大切ですね…
言葉にするのは簡単ですが、実践となると話は別です。ヨガをする者であるという事は、
その覚悟をしなければいけない気がして、緊張感が走ります…🙊
でも、今先生方と一緒に生活をしていて、その生活は緊張感があるものではなく
とても愛情深く人や物と接し、言葉や食べ物を選び丁寧に向き合っている様子を見ることが出来ます。
哲学以上に、先生達の在り方、生き方を見て感じることができるこの生活は、与えられる知識の何倍も価値があります🕌💕
ありがたさを感じ今日も長くなってしまいました🫶
akane🪷
